愛犬のチャームポイントはなんですか?

愛犬のチャームポイントはなんですか?

私は犬のイベントを実施する時に必ずみなさんに聞いている質問があります。
それは、「愛犬のチャームポイントはなんですか?」という質問です。

今このコラムを読んでいる皆さんはすぐ答えられますか?

おもしろいことに、この質問に自信をもって答えられる飼い主様は実はとても少ないのです。

「チャームポイントですか…?なんだろ…。えー?この丸いしっぽ?かな?」
「なんでしょう。足先がちょっと白くなってるところですかね?」

皆さん、一生懸命その時に探して身体的な特徴を答える方が非常に多いです。
もちろん身体的なチャームポイントも可愛いですが、飼い主様には是非、内面的なチャームポイントをすぐに笑顔で答えられるようになっていてほしいなと思います。

 
 
 

愛犬のチャームポイントをなぜすぐ言えないのか?


答えは簡単です。普段から愛犬のいいところを探すクセがないからです。これは私が身をもって経験しています。

私にとって初めて自分の責任で迎えた犬が現在の愛犬シュシュです。1歳になるまでは、「なんでトイレを覚えてくれないんだろう。」「なんで吠えるんだろう。」「なんで引っ張るんだろう」「なんで拾い食いするんだろう」「なんであのわんちゃんのように落ち着いていないんだろう」

なんでなんでなんで…。

ちゃんと育てなければいけないという「ちゃんと」に私が縛られてしまい、ダメなところを見つけてはそれを直す、という作業ばかりしようとしていたのです。

チャームポイントがない犬なんて存在しません。

チャームポイントがないのではなく、無意識的に愛犬のダメなところばかりを探してしまう飼い主側の思考のクセが、「チャームポイントをすぐ言えない」という結果を生んでいるのです。
 
 
 

愛犬のチャームポイントを見つけるコツ

ではどうやったら愛犬のチャームポイントを見つけられるのでしょうか。
方法は2つです。

1. いいところを探すクセを普段からつけておく
2. 悩みだと思っていることをポジティブ変換する

特に2番目はおすすめです。悩みがたくさん出てくる方は、観察力はとてもあるという証拠です。その悩みをポジティブ変換すると、愛犬のいいところがごろごろと出てきます。

私はこのポジティブ変換をしたことによって、今はシュシュのいいところをたくさん言えるようになりました。

「なぜ吠えるのだろう」は、「散歩中にもし私が襲われそうになったらシュシュが吠えて遠ざけてくれる!素晴らしいSPだ!」

「なぜ引っ張るのだろう」は、「いろんなことに興味津々で前のめりになっちゃうんだね!なんて好奇心旺盛な犬なんだろう!」

「なぜ拾い食いするのだろう」は、「嗅覚を使って食べられそうなものを必ず見つけ出すなんて、生きる力が強い証拠だ!頼もしい!」などなど。

ちょっと無理やり過ぎるのでは…?と思った方もいますかね。笑。

でも無理やりでもいいのです。思考のクセは意識的に変えていかなければ変わりません。犬の悩み事の多くは、愛犬自体の問題ではなく、飼い主側の捉え方の問題だからです。
 
 
 

愛犬のチャームポイントを言えるようになると


ますます愛犬との絆が深まっていきますし、ますます愛おしい存在になっていきます。そして不思議なもので、犬のことだけではなく、自分自身のことも褒められるようになります。

犬と暮らすようになると人生が豊かになる、という話をよく聞きますが、もしかしたらそれは、犬との向き合い方から、自分自身との向き合い方を考え直す機会を与えてもらっているのかもしれませんね。

是非みなさんも、愛犬のチャームポイントをたくさん探す練習をしてみてください。