
皆さんの愛犬は、他の犬と仲良く遊ぶタイプですか?
それとも、ドッグランに行っても飼い主さんの元から離れないタイプですか?
犬のお悩み相談でも意外と上位にくるこちらのお悩み。このお悩みをちょっと視点を変えて皆さんにも質問します。
皆さんは、社交的で老若男女問わず誰とでもすぐに仲良くなれるタイプですか?
それとも、どちらかというと内向的で人見知りをするタイプですか?
後者です、という方に追加で質問です。
なぜどんな人とでもすぐに仲良くなって楽しく話せないのですか?
・・・・・・・。
そんなこと言われても・・・。とお感じでしょうか。
私もプライベートではどちらかというと後者のタイプなので、
「もっとたくさん友達作りなよ!」
「もっといろんな人と会って仲間を増やしなよ!」
と言われ、毎週知らない人がたくさんいる謎のパーティーなどに連れていかれたらかなり辛いです…。
人間と同じように、犬にだって社交的なタイプと内向的なタイプがいます。
もし愛犬が内向的なタイプな場合、「もっと他の犬と仲良くなりなさい。」と飼い主さんに言われるのはとても辛いのではないでしょうか。
なぜ他の犬と仲良くなってほしいと思うのか
そもそもなぜ「他の犬と仲良くなってほしい。」というお悩みが出てくるのでしょうか。
・犬なのだから犬と仲良くなるのは当たり前
・ドッグランに行った時に他の犬と仲良くしてくれたら自分が嬉しい
・犬は犬と仲良くするものじゃないの?
なぜ他の犬と仲良くしてほしいのですか?と聞くと意外とあやふやな答えが返ってきます。
掘り下げていくと「犬同士は仲良くするもの」という固定概念や「自分が楽だから。嬉しいから。」という飼い主都合の考え方がちらりほらり…。
犬にも相性はありますし、他の犬に興味がない犬がいるのは当たり前なのです。
社会化で学ぶのは「仲良くなる」ではなく「他の犬は怖くない」ということ
子犬の時の社会化の一つで、他の犬とたくさん遊ばせましょう!ということをよく言われると思いますが、その目的は「どんな犬とも仲良くなること」ではありません。
大事なのは、「他の犬は怖くない」ということを学んでもらうことです。
様々な犬と触れ合いながら、犬の世界のコミュニケーションを犬から教わることはとても重要です。
実際、子犬の時にたくさん他の犬と遊び、たくさん他の犬と触れ合ったとしても、大人になってから犬と遊ばなくなる犬はたくさんいます。
くんくんと匂いを嗅いで挨拶をしたらそのあとは特に大きく関わることはない。
よく見る光景ですよね。
それは単純に、大人になって「他の犬との関わり方」が変化しただけであって、社会化の目的である「他の犬は恐怖の対象ではない」ということはしっかり達成されているのです。
犬が犬同士で楽しそうに遊んでいる姿はなんとも微笑ましく、こちらも見ていてとても嬉しくなります。
その気持ちはとてもよく分かりますが、一番大事なのは愛犬のメッセージを受け取ってあげ、愛犬が本当に好きなことや環境を与えてあげることではないでしょうか。
もし、「うちの子は全く他のわんちゃんと遊んでくれない…。どうして?」と少しでも感じたことがある方は、「どうして僕は犬と遊ぶのがそんなに好きじゃないのにそれを分かってくれないのかな?」と言っている愛犬の声に耳を傾けてみてはどうでしょうか。
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